昨年5月にはじめて来院された堺市のTさん72歳の方のお話をいたします。
先日テロのあったボストンマラソンにも以前参加されたマラソンランナーです。マラソンでの記録は68歳で全国74位72歳で100位(記録は以前の良いほうをとるため正式記録上は非公式)の記録をもたれています。
初診時に来院のときの話では一年前から両足がしびれ始め4月ごろから特にひどくなり今では両脚がシビレまったく走れないとの事です。
それまでは一日おきに練習として10km以上走っておられたつわものです。
症状はシビレが主で両足のシビレ、特に左のほうがひどいようです。朝から夕方にかけて一日の周期は時間の経過とともに
増悪し痛み止めを使用されていました。夜間も痛みのため毎日目覚めました。
初見時は両足の左大腿部、下腿部(+++)のシビレ、右大腿部、下腿部に(+)のシビレを認めました。身体の回旋時には腰痛が
増悪します。整形外科では脊椎間狭窄症を言われ牽引や又整体治療にも通ったそうです。
痺れの症状は厄介です。又経過は一年前からで前月からいっそう増悪しました。コレは難儀だなと言う率直な感想です。
しばらく時間がかかりそうですと告げてから施術を始めました。
私の経験から痛みをとるのが主ではなく痺れを取るのが主と考え施術します。三軸矯正法と動体療法がとても感触がいいようです。特に仙骨リリースと言うテクニックに反応します。当日は少し痺れが軽く感じるとのことで治療を終えています。
2012/6/22 毎週一度、今日で三度目の治療です。週に三回スイミングでのプール歩行を一生懸命にされています。プール内では重力がかから無いので運動がしやすいのです。
今まではプールでもどの運動をしても症状改善が無かったのに今日はいつものように鉄棒に軽くぶら下がったら痛みとシビレが
楽になっているとのことですごく気分をよくされての来院です。身体が整体に反応し良くしようと反応してきた証拠です。
2012/6/29 今日はプールでバタ足をしていたら左の大腿の後ろが突っ張るような感じが出たと話されます。しかし整体を始めるまで毎晩痛みとシビレで夜間起こされていたのが最近では昼の痺れも軽くなり夜間もぐっすり寝られます。夜中に起きることも全く無くなったととても喜ばれています。
2012/7/20 週に一度の治療をはじめ多少の起伏はありましたが今では痺れが消えました。8/18両足の痺れと腰痛は無くなりましたが左大腿の後ろ側の張りとツッパリが残っているようです。デモ本人はもうすぐ走れるようになりそうだと言う喜びと期待で機嫌はが良いようです。もちろんプールでの運動(歩行)は続けています。経過が良いので今後は治療を3週間に一度にします。*******************************************
2013/5/20 その後新しい年となり4月からは月一度の整体に減らしました。今年に入ってから2月か3月からは7kmの近距離マラソンの練習が出来る様になりその後は10kmに距離を伸ばし練習の頻度も増やされてきました。10kmの練習頻度を増やしすぎて先日は少し左足のつっぱりが出たとのことで少し控えめの練習をお願いしました。
まずはハーフマラソンに出場できるのが目標で今もプールでの運動と月に一度の当院での整体に通われています。
6/20 1ヶ月前に少し練習を控えましょうかと話していましたが今日聞いたところ前回の治療の後は左足のツッパリがほとんど気にならない位になりかえって練習量が増えているとのことでした。又10月にフルマラソンの出場の予定がありそれに向けて頑張りたいとのことでした。目標を持たれてだんだんと視野に入ってきたことでとても楽しそうにお話されました。
経過の長い症例であまりブログに載せたくは無いのですがご本人のとても希望に満ちたすごされ方にこの度は現在進行中ですが掲載しました。又第一目標をクリヤされることが出来たときは加筆いたします。