4/4 高校二年生のサーカー青年です。1ヶ月前から両足が痛く特に左のすねの内側が痛くて走れません。
二年生で今年から主役で活躍が期待されています。
診察してみると青年スポーツマンによくあるシンスプリントです。
シンスプリントとは、下腿内側に位置する脛骨の下方1/3に痛みが発生する症状です。骨折した時のような激しい痛みではなく、鈍痛なのが特徴である。脛骨過労性骨膜炎と正式には言います。
十分な筋力の整っていないうちからいきなり激しい運動をした際に起こりうるもので、マラソン選手や陸上競技のランナーなどによくおこります。本人は骨の痛みのように感じますが痛みの元は骨を覆っている骨膜が炎症を起し痛んでいます。
動体療法、運動療法で仙骨を整えMWMSで足の運動を行います。治療が終わると力を入れても痛みません。患者さんはびっくりされます。でも残念ながら時間がたつと戻ります。三歩進んで二歩バックします。
残念ですが練習は治るまで禁止です。中途半端に練習しながらでは治りません。週に二回ずつの局所整体の開始です。
4/13 歩くだけでも痛かったものが随分ましになっています。治療終了後にはもちろん痛みはありません。でもまだ練習は禁止です。あとから聞いたところ玉拾い程度はしていたそうですが・・・
4/18 もう治療前も後も痛みは再現できなくなりました。念のために二日後来てもらうのを最後に練習開始です。
4/20 もうすっかりいいようです。練習開始です。でも来週からの練習ははじめの週は1/4の練習量、次の週は1/2の練習量、次の週はフルにしてくださいと指示しました。
中高生の成長痛や成長時によく起こる痛みであるシンスプリントやオスグッド病は必ず治ります。ところが我慢して運動を続けるといつまでたっても治らないどころかますます治りにくくなります。治療中は練習禁止で治療に臨まないとといけません。
シンスプリント、オスグット病などはぜひ一度整体治療を受けてみるといいですね。